私を伸ばしたビジネス英会話

海外経験豊富なビジネスマンが語る、とっておきの英語フレーズをご紹介。どういう場面で使うのか、どういう効果があるのか、など、交渉を進める上できっと参考になるはずです。商談相手に「できる!」と思われること請け合いです。

UK
R・Tさん(50代 化学)
化学メーカーの営業担当。もともと海外勤務を希望しており、海外勤務の社内公募制度ができたときにすぐに申し込む。赴任前はTOEIC®700点ぐらい。英会話学校等で学んだ後、アメリカ、ドイツ、イギリスへ赴任。現在もアジア圏やヨーロッパなど、世界中を飛び回っている。

Vol.3 I think that…….

現在わが社には、「TOEIC®○○点以上が海外赴任の対象」といった基準はありません。ただ、全社員に毎年TOEIC®受験が義務付けられており、750点以上取れば“受験卒業”ということになっているので、そういう意味では750点がひとつの基準になります。
私自身、海外赴任前には毎週1回、2時間の社内英会話(終業後。先生はネイティブ)を7~8年間受講し、会社負担で英会話学校等にも通いました。TOEIC®は攻略本で勉強し、数回受験。どれだけ成果があったかは自分でもよくわかりませんが、少しは英語や外国人との会話に慣れたのではと思います。
海外赴任でいちばん大変だったのは、ヒューストンでの最初の数カ月でした。プライベートでは家探しから賃貸契約、電気、ガス、水道の契約。仕事では、顧客訪問や工場とのやりとり、すべてが初めてで、英語がなかなか通じず、かなりまいってしまった覚えがあります。おまけに私はどちらかというと、完璧に話したい、恥をかきたくない、という意識がどうしてもあるので、自信がない英語を積極的に話すことができませんでした。
しかし、このような不安な気持ちは、時間が解決してくれるものです。急にすべてがうまくいくわけがなく、毎日悶絶しながら過ごすうちに、だんだんと大変ではなくなるのが現実です。特に「英語がわかってきた」というより、楽しくなってきたのは、自分が言った冗談が外国人に通じたときでした。なんだか自分の中で、自信みたいなものが生まれたような気がします。

そんな私が、ビジネスの切り札として使っている英語のフレーズがあります。それは“I think that…….”というもの。
日本だと「私はこう思います」とはなかなか言わず、「こうじゃないでしょうか」とか「こう考えられます」とか。自分の意見なのに、少しそうでないような、相手に委ねるような言い方をしますよね(私だけかもしれませんが…)。その点、英語では最初に「私は思います、このように~」となるので、「私が思っているんだ」「私の意見だ」ということを強く意識して話すことができます。
最近では歳も重ねたせいか、ある程度自分の意見を堂々と言える立場になってきましたが、若いころは自信がないせいか、ビジネスの場面でも他人事のような言い方をよくしていました。ところが、海外赴任を何年間も経験していく中で、間違っているかもしれないけれども、自分の意見をきちんと言うことが大事だと感じたとき、するっと“I think that…….”と出てくるようになったのです。私に力を与えてくれるフレーズになりました。

私のとっておきビジネス英会話!

自分の意見を伝えるときの最初の言葉は、“I think that…….” 自分の考えをしっかりと示し、相手に信用してもらえる言葉です。ビジネスのやり取りにも自信がもてます。

R・Tさんの体験談はこれからも続きます。どうぞお楽しみに!